『ゼノブレイド2』のハナちゃんが好きすぎて、いろいろ考察(妄想)が捗る今日この頃。
いや、トラも好きだよ。
それで、今回はトラが言ったある発言に注目してみた。
キズナトーク「トラの悩み」において、トラはこう言った。
本当はトラ抜きでハナが一人で戦ったほうが強い、と。
それを聞いてなるほどと思ったが、はたして本当にそうなのか、今回はそれを考えてみる。
トラによると
ハナはブレイドとして、トラにエーテルエネルギーを送ったり、武器を渡したり受け取ったりして、トラが戦うのをサポートするわけだが、これはそうするようにプログラムされているからだという。
それがブレイド本来の挙動だからだが、本物のブレイドはともかく、人工ブレイドは必ずしもそうして戦う必要はないらしい。
そして、エーテルエネルギーも武器も、自分で使うようにしたほうが効率的というわけだ。
※しかもハナは、ロケットブースターで飛翔することもできる。ロケットブースターなど、むしろブレイドとしては本来必要ない機能にみえる。
そう言われるとその通りな気もするが、まず本当にそれが可能なのだろうか。
ハナに直接聞いてみると、「ご主人がいてくれないと困る」と言われるのだが、これは単に現在のプログラムがそうなっているからにすぎないのか、それとも本当にドライバーがいないと能力を十分に発揮できないのか、はたまた精神的な意味合いなのか。
※ちなみに、この一言でトラの悩みはすっかり解決する。やっぱトラとハナは相思相愛だな。
ブレイドは自分で戦えるか
ドライバーが戦闘において高い身体能力を発揮したり、アーツを使ったりできるのは、ブレイドがエーテルエネルギーをドライバーに供給しているからだ。
ドライバーは自分でエーテルエネルギーを得ることができないから、それをブレイドに依存している。
人工ブレイドは、通常のブレイドと違ってエーテルを外部から取り入れず、体内のエーテル炉で生み出しているという違いはあるが、ドライバーに関しては仕組みは変わらない。
しかし、ブレイドは自分で武器を使ったりアーツを使ったりすることができないわけではなく、これは人工ブレイドも同じである。
例えば「必殺技」ではブレイド自身が武器を取って攻撃するし、イベントムービーではブレイドが普通に武器を持って戦っている。
また、カグツチと初めて戦った時、メレフはその場にいなかった。
しかしその時カグツチに対して「ドライバーなしでアレか」と言ったように、やはり通常はブレイドはドライバーがいないと全力を発揮できないようだ。
傭兵団任務専用のフィールドスキル「遠征」なんてものがあるくらいだし。
このことは、ブレイドは自分で戦うより、ドライバーが戦い、ブレイドはそれを援護するほうが強いことを示唆している。
つまり、ブレイドは自分でも戦えるが、ドライバーを援護したほうが強いということだ。
なぜそうなのか、ブレイドとは「そういうもの」なのかはわからないが。
では、人工ブレイドでもそうだろうか。
他の人工ブレイド
本作にはハナ以外にも、ハナの姉である(おそらく試作の)人工ブレイドであるキクや、その拡大版であるサクラ、量産型人工ブレイドである「ブレイド・ボット」が登場する。
しかしこれらハナ以外の人工ブレイドは、搭乗型であるサクラはよくわからないが、あとはいずれも自律行動かつドライバーなしで戦っている。
そもそもキクやブレイド・ボットに、ドライバーの援護や連携は可能なのだろうか。
ブレイド・ボットはイーラが戦力増強のために大量発注したもので(元々はスペルビアの発注だったようだが)、イーラにはドライバーとなる人間が少数しかいないのでおそらくドライバーとセットでの運用を前提としておらず、ブレイド・ボットからはそういう機能は省略されている可能性もある。
そもそもブレイド・ボットは武器を持っているようには見えないので(武器内蔵?)、ただのエーテル炉をもつ自律戦闘ロボットなのかもしれない。
最もハナに近いのは、武器を持ち、おそらくブレイド・ボットより高性能なキクである。
しかしキクは常に一人で戦い、ムイムイやバーンなどに武器やエーテルエネルギーを供給することはなかった。
それは彼らが戦えなかったからかもしれないし、キクにその機能がなかったからかもしれない。
キクには「ご主人様」の概念があるが、これはハナのようにドライバーを指すのか、単に生みの親を指すのかはわからない。
少なくとも、これらの人工ブレイドはドライバーがいなくても能力を十分に発揮しているように見える。
人工ブレイドは本物のブレイドとは異なる点が多いため、もしかしたら人工ブレイドにとって本来、ドライバーは不要なのかもしれない。
俺は今後のDLCでキクがレアブレイド(エピックブレイド?)として入手可能になるのではないかと考えているが、そうなればこの辺りの考察は変わるかもしれない。
キズナ?
ブレイドとドライバーの戦いにおいて、最も重要なのは「キズナ」だといわれている。
では、キズナとは何なのか。
もしかしたら、キズナにはエーテルエネルギーを増幅するような効果でもあるのだろうか。
そうだとすると、ブレイドが戦ううえでドライバーが必要な理由にも説明がつく。
そして人工ブレイドにドライバーが必ずしも必要でないのは、人工ブレイドのキズナはそれを「エミュレート」したものにすぎず、人工ブレイドにとって本質的には何の効果もないから、と考えると説明がつく。
いや、これは完全なる俺の想像だが。
結論
結論を言えば、ハナはトラの言う通り、自分で戦ったほうが強いのかもしれない。
しかし、ハナはトラを援護するようにプログラムされているし、ハナ自身もトラがいないと困ると言っている。
確かなことはそれだけだ、だからハナにはトラが必要なのだ。
……プログラムを改変すればまだわからないが、はたしてその辺りをトラは弄ることができるのだろうか。
あまり変なことを考えていたら、ハナが自爆するようにプログラムされているかもしれないから、今回はこの辺りで筆を置きたい。
※自爆プログラムはセンゾー博士のロマンらしい。
こめんと