俺は去年の12月1日、『ゼノブレイド2』を発売日に購入し、同月中にクリアした。

これから買う人、様子見している人、気になるけど買わない人などもいると思うけど、多くの人に本作の魅力を伝えるにはどうすればいいのか、考えている。

あと、買ったばかりの人向けに、本作のシステム面などを説明したいとも思っている。

システム面もなかなかとっつきにくさがあるし、ゲーム中の説明も不十分に感じる。

とにかく、多くの人にゼノブレ2をよく知ってもらいたい。

今回は、本作の世界観やシステムを詳しく紹介したい。

なお、ストーリーの重要な部分のネタバレは避けるけど、多少のネタバレありで、公式が隠している部分も含め、ストーリーの面白さを損なわない範囲で、できるだけいろんなことを紹介していく方針で。

はじめに

俺のプレイした感想は、すでに書いている以下の記事を(重大なネタバレあり)。

長くなったけど、ぶっちゃけ書き足りないので、この記事も含め、あといくつかの記事を書く予定。

アルスト世界

アルスト
見渡す限り「雲海」が広がり、中央に「世界樹」がそびえ立ち、その周りを「巨神獣」が回る、本作の舞台となる世界。
雲海
海のようにアルストに広がっている、文字通りの雲の海。しかし、水のように泳いだり潜ったりできる。その密度は水とほぼ同じ。
大昔に滅んだ、高度な文明を誇った古代文明の遺物が沈んでおり、主人公“レックス”をはじめとするサルベージャーたちが、お宝や有用な資材を求めて日夜潜っている。
衰退しつつあるアルストの文明レベルは、古代文明のものに劣るのだ。
巨神獣(アルス)
巨大な生命体。様々なサイズのものがいて、小さなものでも乗用車サイズ、特に大型のものは大陸サイズとなっている。
大型の巨神獣には木が生え、川も流れ、それぞれ独特な自然環境となっている。
アルストの人間たちは、その巨大な巨神獣の背中や体内に住み着いており、現在では巨神獣単位で国家を形成している。
また大陸の巨神獣は雲海の中を浮かんだり歩いたりしながら、世界樹を中心に周回運動している。
比較的小型の巨神獣は、船や飛行船といった乗り物、時には戦車や戦艦といった兵器として使われる。
巨神獣の寿命は数百年と長いが、その多くは寿命を迎えつつあり、国家の存続や資源をめぐって戦争も起こっている。
しかしそもそも、巨神獣の死は大陸の消滅、ひいてはアルストの滅亡をも意味しているのだ。
個別の巨神獣の説明は次のセクションで。
世界樹
アルストの中央にそびえ立つ、1本の巨大な樹。
世界樹の上には「楽園」があると神話に語られるが、世界樹を登りきり、そこに辿り着いた者は過去に一人しかいない。
世界樹の周囲は「大空洞」といって雲海が陥没して滝のように流れ落ちており、「サーペント」と呼ばれる巨大なモンスターが行く手を阻むため、近付くことすら困難となっている。
楽園
神話では世界樹の上に存在し、昼を夜に、雨を晴れにすることもできる豊穣の大地、理想郷とされる場所。
レックスとヒロインの“ホムラ”は楽園を目指して冒険に旅立つ。
神話によると、かつて人は「神」とともに楽園で暮らしていたが、ある時楽園を追われ、ただ雲海が広がるだけのアルストに移り住んだ。
しかしアルストでの生活は困難を極め、人が滅亡に瀕したとき、「神」が巨神獣をアルストに遣わしたという。
実はホムラも楽園には行ったことがなく、本作の冒頭で見られる楽園の美しい風景は「誰かの記憶」とのこと。
以上はすべて神話での話であり、その実在を信じる者は少ない。
ブレイド
「コアクリスタル」から生み出される生命体。姿や能力は千差万別である。
ブレイドを所有する者を「ドライバー」と呼び、ブレイドはドライバーによって生み出され、一生ドライバーに付き従う。
ホムラはレックスのブレイドである。
ブレイドは体のどこか(基本的に胸)に青く光るコアをもち、このコアから武器を生成する。
この武器はブレイドごとに固有であり、これをドライバーに供給する。
ブレイドの力の源は「エーテルエネルギー」であり、周囲のエーテルを取り込み、戦うときはエネルギーをドライバーに送り込む。
また、自身でも「ガード」や「ブレイドアーツ」といった能力を使い、ドライバーを後方から援護する。
ブレイドは無限の寿命をもち、傷付いても再生し、死ぬことはない。
ドライバー
ブレイドを所有し、使役する者。レックスはホムラのドライバーである。
ドライバーはブレイドから武器と「エーテルエネルギー」を受け取り、前線で戦う。
エーテルエネルギーにより体力や身体能力が飛躍的に高まっているため、生身の人間では普通できないような動作も難なくこなせたりする。
ドライバーとなるには「素質」が必要で、素質がないとブレイドと同調できないばかりか、コアクリスタルのエネルギーに負けて身体が危険な状態になる。
人間以外もドライバーになることがあり、たまに獣や虫のような野生のモンスターがブレイドを従えていることもある。
アルストを作った存在とされていて、今は楽園にいると言われている。
また、「天の聖杯」と呼ばれるブレイドも神が作ったとされている。
500年前に世界樹を登り、楽園に辿り着いた唯一の人物は、神に会うことができなかった。
そのかわりに「天の聖杯」を持ち帰り、後の「聖杯大戦」につながっていく。
天の聖杯
神が作ったとされる一対の特別なブレイド。その片方が、レックスのブレイドとなったホムラである。
世界を滅ぼすほどの力を持ち、かつて天の聖杯を持ち帰った人物がその一方を起動したことで、実際に世界が滅亡しそうになり、これを阻止する勢力との間で「聖杯大戦」と呼ばれる大戦争が起こった。
聖杯大戦は、ある人物がもう一方の天の聖杯であるホムラを起動し、一方の天の聖杯を倒して勝利したことで幕を閉じ、その人物は「英雄」と呼ばれるようになった。
その後ホムラは封印されたが、レックスに発見されたことで再び目覚めた。
楽園に連れて行ってほしいというホムラの願いを叶えるため、また滅びゆくアルストの人々を救うため、レックスは楽園を目指すが、天の聖杯の力を狙う者は多く、レックスたちは否応なく争いに巻き込まれる。
天の聖杯はいろいろ特別なため、ありえない能力を持っていたりするが、ブレイドである以上はドライバーの力が欠かせない。
だからレックスだって油断すると普通に負けます。
なおホムラは神のことを「父様」と呼んでいる。

巨神獣

アヴァリティア(ゴルトムント)
(アヴァリティアは商会の名前、ゴルトムントは巨神獣あるいは飛行船の名前、とは違うの?)
中型の巨神獣を擁する巨大船に、商魂たくましいノポンたちが暮らし、大国との交易で利益を上げる「アヴァリティア商会」の母体。
船内はさながら街のようであり、より小型の船が発着する港や、飛行船が発着する飛行甲板も備える。
サルベージの中心地でもあり、レックスもサルベージで手に入れた品物をここで売却している。
大陸の巨神獣と違って「船」なので、巨神獣間を自由に移動している。
グーラ
緑豊かな肥沃な大地が広がる巨神獣。中心都市は「トリゴ」。
歩行型の巨神獣であり、その位置によって雲海の海面の高さが異なるため、雲海の満ち引きがあり、低い場所は満潮時には雲海に沈んでしまう。
「宿屋で休む」くらいの時間が経過すれば、満ち引きが入れ替わるだろう。
10年前にこの地を巡って「スペルビア」と「インヴィディア」が戦争を繰り広げ、結果スペルビアの支配下となる。
その戦争は現在でも遺恨となってグーラに住む人々の間に残っている。
グーラ人は猫耳が特徴で、“ニア”もこの巨神獣の出身。
インヴィディア
雲海に潜航することができる巨神獣。「インヴィディア烈王国」の首都「フォンス・マイム」がある。
時々浮上しては目の前にある船などを飲み込んでしまう。
体内には広大な洞窟が広がっており、街などはすべてその中に築かれている。
水資源が豊かで農耕がおこなわれているが、スペルビアに対抗する軍事力を維持する努力の結果資源が不足し、人々の生活は貧しい。
スペルビア
グーラと同じく歩行型の巨神獣。「スペルビア帝国」の帝都「アルバ・マーゲン」がある。
サルベージで得られた古代文明の技術を元にした機械文明が発達している。
一方で巨神獣スペルビアは寿命を迎えつつあり、そのせいで体温が上昇し、灼熱の大地に砂嵐が吹き荒れる、荒涼とした土地となっている。
国の存続のためには移住先となる土地が不可欠であり、そのために周辺の巨神獣を武力で侵略・征服する軍事大国となった。
そうしてグーラを手に入れたが、グーラだけではスペルビアの全人口を賄うことができないとも言われている。
テンペランティア
かつてアルストを二分した「聖杯大戦」の激戦地となった巨神獣。
その結果、この地は黒い岩が露出する不毛地帯と化し、人の代わりに住み着いたモンスターの巣窟となっている。
大戦の以前にはこの地に「ユーディキウム」という国があり、その国が残した巨神獣兵器を手に入れようとスペルビアが発掘調査を行っていたが、インヴィディアとの衝突を避けたいスペルビアの若き現皇帝の方針もあり、現在は緩衝地帯として両国が駐屯している。
アーケディア
飛翔している巨神獣。巨神獣を敬うことなどを信条とする、アーケディア法王を頂点とする宗教国家「アーケディア法王庁」が位置する。
その権威は極めて高く、中立的な立場から、各国の戦争の仲裁を行うこともある。
ブレイドを生み出す「コアクリスタル」は法王庁が一元管理しているため、軍事力の一翼を担うブレイドの供給バランスも掌握し、各国の軍事力のバランスにも影響力を持っている。
そのため、法王庁こそが戦争の元凶であると考える者も少なくない。
アーケディア人は長命であり、「聖杯大戦」の時代から生きている者もいるとかいないとか。
ゲンブ(ルクスリア)
普段は雲海に潜っている巨神獣。「ルクスリア王国」の王都「テオスアウレ」がある。
長い歴史と伝統を頑なに守り続け、実質的に鎖国状態となっている。
そのため、他国との交流はほぼなく、国内も貧しくなっている。
そのうえ、巨神獣の体温が低いため、吹雪が吹き荒ぶ極寒の大地が広がっている。
中央部の低地が雪原、周辺部が山岳地帯となっていて、両者の間には高低差があり、雪原に林立する柱状の岩石を伝って上下を行き来できる。
なお、巨神獣の名前は「ゲンブ」である。
リベラリタス島嶼群
クラゲのような姿をした比較的小さな巨神獣が集まり、触腕で結びつきながら一体となっている巨神獣の群れ。つまり諸島。レックスの故郷である「イヤサキ村」がある。
島嶼群を二分するように「雲海の尾根」と呼ばれる壁が存在し、2ヶ所の「雲海トンネル」で両側が結ばれている。
レックスが“じっちゃん”と呼ぶ小さな巨神獣はかつてこの地に住み着いており、レックスとともにこの地を離れ、サルベージをするレックスを乗せ、共に暮らすようになった。

ドライバーとブレイド

コアクリスタルと同調

コアクリスタルは1個につきブレイドを1体生み出す石のような結晶。

コアクリスタルが生まれたときは黒い石で、時間が経つと青く光り、同調できるようになる。

ドライバーがコアクリスタルに触れ、「同調」することでブレイドが生まれる。

どんなブレイドが生まれるかは基本的にランダムであり、本作の「ガチャ」要素となっている。

最も出会いやすいのは、見た目のチープな「コモンブレイド」であり、能力はランダムであるが総じて低い。

低確率で、特別な姿をした「レアブレイド」と出会うことができる。レアブレイドの能力は固定となっている。

ストーリーに関わるブレイドは「エピックブレイド」と呼ばれるが、こちらはドライバーの初期ブレイドとして登場するか、特定のコアクリスタルから生み出される。

なお、コアクリスタル自体にもレアリティがあり、レア度が高いものほど能力の高いブレイドに出会いやすい。いずれにせよコモンブレイドがほとんどだが。

ただし、コモンブレイドの中でもレアリティの高いものは、能力がランダムなこともあり、ときにレアブレイドを凌ぐ能力を持つことがあるので侮れない。可愛くないのが難点。

なおブレイドは死ぬことはないが、自身を所有するドライバーが死ぬか、自身が甚大なダメージを受けた場合、コアクリスタルに戻ってしまう。

そのコアクリスタルはしばらくすると再び同調することができ、必ず同じブレイドが生み出されるが、そうして再び生み出されたブレイドは以前の記憶を完全に失っている。

ドライバーはいつか必ず死ぬので、ブレイドは周期的に記憶をリセットされることになる。

これはブレイドの悲しい性であり、それでは死ぬのと同然だと考え、思い悩むブレイドもいる。

ところで、ゲームでは同調できるコモンブレイドの数に限りがあり、この上限に達するとそれ以上ブレイドと同調できなくなってしまう。

そんなときは、不要なブレイドを「リリース」(放棄)することになる。

別れは惜しいが、ブレイドをリリースすると引き換えに貴重なアイテムを入手できる。

なお、エピックブレイドをリリースすることはできないが、レアブレイドは普通にリリースできてしまい、再入手は可能だが困難なので要注意。

エンゲージ

ドライバーは複数のブレイドと同調することができるが、一緒に行動できるのは3体までとなっている。

その3体のブレイドをセットすることを「エンゲージ」という。

ドライバーがエンゲージできるブレイドは、そのドライバーと同調したブレイドだけである。

「一番上」にセットしたブレイドは、フィールド画面などでドライバーとともに行動する。

そのドライバーと同調したブレイドなら自由に組み合わせることができるが、各ドライバーの「初期ブレイド」(と、トラのハナ全モード)だけは基本的に外すことができない(順番を変えることはできる)。

属性を補ったり、コンボを意識した構成を考えたりなど、様々な組み合わせが考えられる。

ブレイドには「ステータス補正」があり、エンゲージすることでドライバーの能力がその補正の分だけ上昇するが、この補正はエンゲージしたブレイドの分だけ得られるので、できれば3体とエンゲージしたい。

なお、「オーバードライブ」というアイテムを使用すれば、ドライバー間でブレイドを移譲することができるが、かなり貴重な品物なので、大事に使うこと(一応無限に入手可能)。

パーティ

パーティメンバーは、加入しているメンバーの中から最大でドライバー3人(+それぞれのブレイド)となる。

パーティメンバーは自由に組み合わせることができ、ドライバーをわざと一人にしたり、主人公のレックスをメンバーから外したりすることもできる。

パーティメンバーの一人目に配置したドライバーがプレイヤーキャラになり、レックス以外を操作することも可能。

ストーリーイベントやムービーなどはパーティメンバーの選び方に関係なく発生し、加入している全キャラが集合するのでご安心を。

また、クエストの発生条件や後述の「フィールドスキル」などは、パーティから外していてもカウントされるが、ブレイドは最低でもエンゲージしておかなければカウントされないので注意。

キズナ

ドライバーとブレイドは心を一つにし、「キズナ」を強くすることが、戦いの上で重要となる。

キズナを強くするためには、ブレイドからあまり離れずに立ち回る必要がある。

キズナは戦闘中にブレイドとドライバーを結ぶ光の線として表示され、キズナが強まるほど線の色が明るくなる。

プレイヤーはドライバーを操作するためブレイドは自動で行動するが、キズナを強め、維持するため、ブレイドはドライバーとの距離を一定に保とうとする。

さらに、ドライバーとの「キズナ」が強まるとブレイド自身が「必殺技」という強力な攻撃を使用できる。

ドライバーとブレイドが一緒に冒険していると、ブレイドの「信頼度」が上昇し、キズナを維持しやすくなる。

エーテル

エーテルとは、現代の化学における有機化合物のことではなく、「あらゆる空間を満たし、光や力を伝える仮想の物質」を指す物理学用語で、有機化合物の「エーテル」や、「イーサネット」の語源ともなっているが、本作に登場するのはこれに由来する架空の物質と思われる。
なお、このエーテル理論は現在では学術的にほぼ否定されている。

ともかく本作においては、魔法のような不思議な力を媒介する物質、といったところなのだろう。

エーテルは環境中に遍在し、またブレイドや巨神獣の体内にも流れていて、その部分が青白く光っている。

上記の通り、ブレイドはエーテルを周囲から取り込み、エーテルエネルギーをドライバーに送り込むことで戦うが、これへの対処として、エーテルエネルギーを遮断する装置が使用されることもある。

その装置の影響下では、ブレイドもドライバーも力を発揮することができない。

しかし、機械仕掛けの人工ブレイドである“ハナ”は、体内の「エーテル炉」でエーテルエネルギーを生み出すため、その装置の影響を受けない。

この差は作中でも随所に現れるので、ハナちゃんファンのみんなはその活躍に期待しよう。

武器

上記の通り、設定上はドライバーが使用する武器はブレイドが生み出し、普段は常にドライバーが身に付けている。

ブレイドが「必殺技」を使用する時だけ、ドライバーが持っている武器をブレイドに「投げ渡す」。

息の合った連携にも注目。

ブレイドによって武器と、「攻撃」「回復」「防御」というロール(タイプ、戦闘スタイル)が決まっているので、武器によってロールも決まっている。

ちなみに、ブレイドは武器を何度でも生成できるらしい。

なお、本作に登場する武器には主に以下のものがある。ほとんどのエピックブレイドは専用武器となっており、逆に専用武器を持つのはエピックブレイドのみである。

ロングソード
“レックス”のブレイド、“ホムラ”・“ヒカリ”の専用武器で、刀身がほとばしるエーテルエネルギーを帯びている。
なおホムラとヒカリでは武器の見た目が異なるが、実質的には同じものである。
ロールは攻撃で、使いやすいアーツが揃っている。
ツインリング
“ニア”のブレイド、“ビャッコ”の武器だが、専用ではない。リング状の刃物の内側に持ち手の付いた武器である。
ちなみに「犬の姿をしたブレイド」はツインリングしか持たず、ツインリングを持つのは犬の姿をしたブレイドのみである。
ロールは回復で、アーツの手数が多い。
ハナシールド
“トラ”のブレイド、“ハナ”(ハナJS)の専用武器で、前面にドリルの付いた可変型の盾。
ドリルは普段はシールドの中に格納されているが、あの平らなシールドにどうやって納まっているのか、不思議なものであるが、男のロマンにツッコミを入れるのは野暮というものだ
ロールは防御(初期状態)で、アーツは多段ヒットするものが多く、また数少ない防御専用アーツがある。
防御ロールにおいて重要な「ガード率」はかなり高い。
ランス
攻撃ロールの武器で、斬ったり突いたりして使う。
攻撃ロールの中では手数が多い。
アックス
攻撃ロールの武器で、豪快に振り回して使う。
一撃が重く、一方で手数は少ない。オートアタックはかなり遅い。
エーテルキャノン
攻撃ロールの武器で、唯一の射撃武器でもあり、射程距離が長い。
離れた場所から攻撃でき、比較的安全だが、あまり攻撃的ではない。
アーツは直線範囲攻撃のものが多い。
ボール
回復ロールの武器で、飛び道具でもある。
投げたり手で打ったり、蹴ったりとなんでもあり。
オートアタック、アーツともにモーションが長く、クセが強い。
ナックルクロー
回復ロールの武器で、両手に装着して殴ったり引っ掻いたりして使う。
アーツは手数が多く、動きもかなり軽快。
防御ロールの武器で、刀身だけでなく鞘も武器として使える。
動きは軽快だが、ガード率はあまり高くなく、回避を重視している。
ハンマー
防御ロールの武器で、見た目はイメージ通りのでかいハンマー。
一撃が重いが、アーツは動作が短く、ダメージも出る。ガード率はそこそこ。

おことわり:
俺はまだあまり多くの武器・キャラをじっくり試していないので、武器のレビューはテキトーです。ごめんなさい。

属性

本作には8種類の攻撃属性がある。

ドライバーに属性はないが、ブレイドに属性があり、ドライバーの攻撃はその時に選択しているブレイドの属性となる。

敵には基本的に属性があり、Lv30程度からは、HPが残り半分以下になると属性が変わるという地味な特徴もある。

属性の相性として、対立する属性である「反属性」だけがあり、反属性の攻撃ではダメージが増加する。

以下は8属性と、各属性のエピックブレイドの一覧表であり、隣り合う属性同士が反属性である。
※黒塗りネタバレ注意、マウスオーバーorタップで表示

火属性:ホムラ、カグツチ、ハナJK(初期状態) 水属性:ビャッコ、ワダツミ、   
氷属性:    風属性:スザク
雷属性:サイカ 地属性:ハナJS(初期状態)
光属性:ヒカリ、    闇属性:

なお、ハナは後述の「ハナライズ」により属性を変更できる。どんな属性にでもなれるわけではないが。

上の表の通り、エピックブレイドには闇属性がいないので、闇属性のコモンブレイドかレアブレイドを入手するか、ハナを闇属性に変更しよう(JSは無理)。

属性は後述する「ブレイドコンボ」や「チェインアタック」において重要となるので、できるだけパーティ内の最大9体(+ホムラならヒカリも)のブレイドで多くの属性を揃えるようにしたい。

ロールとクラス

ブレイドに「攻撃」「回復」「防御」の3ロールがあることは以上の通りだが、これはドライバーの戦闘スタイルのことである。

ダメージを稼ぎやすい攻撃ロール、回復アーツを持ちパーティの回復役を担う回復ロール、防御力・ガード率・HPが高く打たれ強い防御ロール、それぞれが役割を分担して戦う。

基本的には防御ロールが敵の攻撃を一身に受けて味方を守り、その間に攻撃ロールがダメージを与え、受けたダメージは回復ロールが回復、という役割分担になるだろう。

序盤にパーティメンバーになる三人は、レックスのホムラが攻撃ロール、ニアのビャッコが回復ロール、トラのハナ(ハナJS)が防御ロール、とバランス良く分かれている。

なおドライバーは、エンゲージしているブレイドのロールの組み合わせによって「クラス」が変わる。

例えば攻撃ロールのブレイド1体だけならクラスは「ファイター」であるが、攻撃ロール2体なら「ハイファイター」、攻撃ロール3体なら「マスターファイター」となる。

また、回復ロール1体なら「ヒーラー」、防御ロール1体なら「ガード」となる。

さらに、「攻撃・回復」の2体なら「キャバリエ」、「攻撃・防御」なら「ウォリアー」、「回復・防御」なら「ナイト」など、組み合わせによってさまざまなクラス名が付けられる。

このクラスは名前が付くだけでなく、クラスに応じた効果を得られる。

基本的に、攻撃ロールなら「与ダメージアップ」、回復ロールなら「回復ポットの回復量アップ」など、防御ロールなら「被ダメージダウン」などが付き、同じロールを重ねると効果が増加し、別のロールと組み合わせれば効果も組み合わされる。

実際に効果がどの程度あるのかは検証しないとわからないが、一つのロールに特化するも良し、最適なロールの組み合わせを追求するも良し、ロールを考えず好きなブレイドで固めても良し、といったところ。

ハナライズ

トラのブレイドである“ハナ”は機械仕掛けの人工ブレイドであるため、パーツを組み替えることで、他のブレイドと比べて大幅にカスタマイズすることができる。

これを「ハナライズ」と呼ぶ。

ハナライズでは以下の要素を変更できる。

  • 属性
  • ロールとステータス補正
  • ブレイドアーツ
  • 必殺技の効果
  • スキル(他のブレイドの「アシストコア」に相当)

ただし、ハナJSは闇属性になれないなど、カスタマイズには一部に制約がある。

なお、武器だけは変わらない。可愛さも変わらない。

かなり柔軟なカスタマイズができるが、強力なパーツばかり付けていると「エーテル出力」(コスト)の上限をオーバーしやすいので、コストの範囲内で妥協も必要になるなど、奥が深い。

ハナライズに必要なパーツや「エーテル結晶」といったアイテムは、ゲーム内ミニゲームである『TIGER! TIGER!』をプレイすることで手に入る。

このミニゲームはレトロゲーム風のシンプルな作りで、難易度はやや高い。

これを面倒な作業と捉える人もいれば、冒険そっちのけでこちらにハマる人もいる……らしい(俺)。

オートアタック/アーツ/必殺技

本作では、ドライバーが「抜刀」し、武器の間合い(または射程内)に敵がいるとき、自動的に相手を攻撃する。

これが「オートアタック」である。

オートアタックは3段攻撃となっているが、1段につき1撃とは限らず、また武器ごとにモーションが異なる。

オートアタックを命中させると、より強力な技である「ドライバーアーツ」を使用するための「リキャスト」(ゲージ)が溜まり、リキャストが完了するとドライバーアーツが使用可能になる。

ドライバーアーツは武器ごとに異なり、さらに同じ武器でも使用するドライバーによって異なる。

武器ごとに4種のドライバーアーツがあり、そのうち3種類をセットしてバトルで使用する。

ドライバーアーツは一度使うとリキャストがなくなるので、再びオートアタックを使ってリキャストを溜める。

このように、オートアタックを中心にドライバーアーツを織り交ぜていくのが基本的な戦い方となる。

ドライバーアーツには条件によってダメージが増加する「特効」を備えるものがあり、効率よくダメージを与えるには工夫も必要となる。

一方、ブレイドは普段は戦うドライバーに対しエーテルエネルギーを送っているだけだが、時々「ブレイドアーツ」というブレイドの技を使ってくれたり、敵の攻撃を受けるときに「ガード」を発動させてダメージを減らしてくれる。

ブレイドアーツは、「命中率アップ」や「弱体消去」、「ダメージアーマー」などの強化・支援効果をドライバーに与える。

ガードはブレイドのステータスに表示されている「ガード率」に従い、攻撃の1ヒット毎に判定されて発動し、ガード発動時に受けるダメージを大幅に減らしてくれる。

ガードするとバリアのようなエフェクトが出て、相手は攻撃を弾かれてのけ反り、モーションが中断する。

ブレイド自身が武器を取り、繰り出す大技が「必殺技」である。

ドライバーがアーツを使用すると、必殺技のリキャストが溜まっていく。

リキャストゲージがいっぱいになると必殺技を使うことができるが、使わずにさらにリキャストを溜めることで必殺技のレベルが I→II→III と上がる。

さらに、レベルIIIまでリキャストした状態でキズナがMAXになると、さらにリキャストが溜まっていき、レベルIVの必殺技を使用可能になる。

必殺技では、タイミング良くボタンを押したり、ボタンを連打したりする「ボタンチャレンジ」が発生し、これを成功させることで「EXCELLENT」の表示&ナレーションとともにダメージが増える。

味方が必殺技を使うときは、ボタンチャレンジは発生しない。

レベルIVの必殺技を使用すると時間が止まり、ブレイドとドライバーが連携して攻撃する演出が追加される。
カメラアングルのせいでよく見えないことがまれによくある。

プレイヤーキャラ以外のキャラは普段は自動で動いているが、必殺技だけは使用の指示を待つ表示が出て、指示しなければ使わない。

これにより、後述の「ブレイドコンボ」を能動的に狙うことができる。

ドライバーとブレイドのコンボ

ドライバーアーツの中には、「ダウン」「ノックバック」などの効果を相手に付与するものがあり、これを「リアクション」という。

リアクションのうちいくつかは、順に使わなければならない。

すなわち、相手の体勢を崩す「ブレイク」、体勢を崩した相手を転倒させる「ダウン」、転倒した相手を宙に打ち上げる「ライジング」、打ち上げた相手を地面に叩きつける「スマッシュ」の4種類のことであり、これらを順に使うことを「ドライバーコンボ」という。

ドライバーコンボを使うことで、相手の行動を長時間抑制することができる。

スマッシュ(ドライバーコンボフィニッシュ)を成功させるとドライバーコンボは終了するが、かなりの大ダメージを与え、またアイテムやゴールド(お金)をドロップする効果もある。

一方、必殺技を使うと相手には一定時間、その属性に応じた特殊状態が継続し、その時間内にさらに特定の属性の必殺技を使うことで必殺技のダメージが増加する。
「特殊状態」は俺が作った仮の用語で、『モンスターハンター』でいうと「属性やられ」のこと。

これを「ブレイドコンボ」といい、最初の必殺技を使うと、次に使うべき必殺技の属性(2種類が指定される)が画面左上にツリー状に表示される。

ブレイドコンボは味方の必殺技でも可能だが、前述の通り味方は自分で必殺技を使わないので、ブレイドコンボが可能なときには指示を待つ表示が出て、指示することで使ってくれる。

ブレイドコンボの2段目は必殺技のレベルII以上でなければならず、3段目はレベルIII以上でなければならない。

ブレイドコンボにならない必殺技を使っても、ブレイドコンボには何ら影響はない。

ブレイドコンボは属性の組み合わせによって名前が付けられている。

ブレイドコンボは3段目でフィニッシュとなり、このときフィニッシュの必殺技の属性に応じた「封印効果」が相手にかかり、さらに3段目で使った必殺技と同じ属性の「属性玉」(後述)が相手に付与される。

封印効果は自爆封印(火)、ドライバー封鎖封印(地)、悪臭封印(水)、後方攻撃封印(雷)などがあるが、封印効果は複数を付与することはできず、後に付与したものに上書きされる。

ブレイドコンボフィニッシュ時には、プレイヤーキャラか味方かに関係なく、時間が止まってカットインと演出が入り、ボタンチャレンジもプレイヤーが行う(失敗してもブレイドコンボは失敗しない)。

また、ドライバーコンボ中にブレイドコンボを使ったり、ブレイドコンボ中にドライバーコンボを使い、両方の状態にすると「フュージョンコンボ」となり、それぞれの状態の継続時間が延長される。

フュージョンコンボの名前はブレイドコンボの名前とドライバーコンボの名前を組み合わせたもので、ダウン以降のドライバーコンボと組み合わせた場合は演出が入る。

ドライバーコンボもブレイドコンボも、味方はちゃんと連携できるように動いてくれる。非常に協力的。

バトルのTips

キャンセル攻撃

オートアタックが命中した直後のタイミングでドライバーアーツのボタンを入力すると、オートアタックのモーションを中断(キャンセル)してドライバーアーツを使うことができる。

これを「キャンセル攻撃」といい、アーツのダメージと必殺技のリキャスト増加量が増加する。

オートアタックは3段攻撃だが、1段目より2段目、2段目より3段目のほうがキャンセルの効果が大きい。

また、ある条件を満たすと、ドライバーアーツをキャンセルしてドライバーアーツを使用することができるようになる。

キャンセル攻撃は必殺技でも使える。

ブレイドスイッチ

複数のブレイドとエンゲージしている場合、バトル中でも戦うブレイドを切り替えることができる。

これを「ブレイドスイッチ」という。

ブレイドスイッチを使うと、新たに出たブレイドに応じたドライバーアーツはすべてリキャスト済みになる。

これにより、ブレイドスイッチを繰り返せばドライバーアーツをどんどん使っていけるのだが、ブレイドには数十秒程度の「クールタイム」が設定されており、一度下げたブレイドにはしばらくの間切り替えることができず、クールタイムが経過すると再びそのブレイドにスイッチできる。

ブレイドスイッチを使うことで、9種類のアーツを使うことができるため、ドライバーコンボやブレイドコンボに有利となる。

ヘイト

敵が味方キャラの中で誰を攻撃するかを決定する「ヘイト」というシステムが存在する。

敵にダメージを与えるほど、その味方キャラに対する敵のヘイト(イライラ)が溜まっていく。

そして、敵ごとにヘイトを最も集めている味方キャラが狙われることになる。

ヘイトを集めているキャラには足元に赤いマークが付く。

敵の攻撃に長時間耐えられる防御ロールのキャラが敵のヘイトを集めるようにするのが基本である。

防御ロールはクラス効果により敵のヘイトを集めやすくなっているが、多くのダメージを与える攻撃ロールもヘイトを集めやすいので、防御ロール以外のキャラはヘイトを下げる効果を活用するなど、ヘイトを調節するのも戦術である。

当然、ヘイトを集める防御ロールは集中攻撃されるので、防御力や回避力を高めたり回復したりして生存性を上げる必要がある。

もっとも、ヘイトを集めていなければ攻撃される心配がないわけではなく、範囲攻撃やカウンター攻撃などでダメージを受けることもあるので、油断は禁物。

助け起こす

バトル中に画面左上に表示されるゲージを「パーティゲージ」という。

このゲージは3目盛りあり、バトル中の様々な行動により少しずつ溜まっていく。

そして1目盛りを消費することで、HPがなくなり戦闘不能となった味方を一人復活させることができる。

このとき、復活した味方のHPは最大値の3割程度しかないため、すぐに再びやられないように回復してあげたい。

プレイヤーキャラが戦闘不能になっても、味方の誰かが助け起こしてくれる。

なおパーティの敗北条件は、味方が全滅した時と、パーティゲージが1目盛りもない状態でプレイヤーキャラが戦闘不能になった時であり、プレイヤーキャラが生き残っている限り敗北はしない。

チェインアタック

パーティゲージが3目盛りすべて溜まっているとき、これをすべて消費することで「チェインアタック」というモードに突入することができる。

チェインアタックに突入すると時間が止まり、パーティメンバー全員を一人ずつ操作して、順番に必殺技だけを使い、敵を一方的に攻撃することができる。

操作といってもドライバーアーツと同じボタンで、必殺技を使うブレイドを選択するだけであり、しかも操作に制限時間はないのでじっくり考えることができる。

通常では一人1回ずつの(最大)3回で攻撃は終了するが、「属性玉」を利用することでさらに継続して攻撃できる。

属性玉は上でも述べたが、ブレイドコンボのフィニッシュ(3段目)を決めるとその属性の属性玉が相手に付与される。

チェインアタック中は相手に付与された属性玉の一覧が表示され、必殺技を使うと、属性玉のどれかに「ダメージ」を与えることができる。

一つの属性玉に3回ダメージを与えると、その属性玉を「破壊」することができ、破壊することでチェインアタックが継続し、もう1回ずつ攻撃できるようになる。

そして2周目の攻撃で再び属性玉を破壊すると、さらに継続する。

1周の間に複数の属性玉を破壊しても意味がないので、一つずつ効率よく破壊していけば、ずっと攻撃し続けることも可能。
※厳密には意味はあるが割愛

なお、1周目はレベルIの必殺技を使い、2周目はレベルII、3週目以降はレベルIIIの必殺技を使う。

チェインアタックに突入する前にできるだけ多くの属性玉を付与することが重要だが、同じ属性の属性玉は二つ以上付与できないので、属性玉は最大でも8つ、しかもパーティに全属性のブレイドを揃え、ブレイドコンボを順序良く決める必要がある。

しかし、属性玉が複数あるとき、どの属性玉にダメージを与えるかはランダムとなっているので、ダメージが分散して属性玉を破壊できずに終わることもある。

付与されている属性玉の反属性となる属性で攻撃すれば、必ず反属性のものを狙い、しかも2回分のダメージを与えることができるので、うまく活用したい。

ただし同じブレイドばかりを使っていると、クールタイムが発生してしばらくそのブレイドを使えなくなるので注意。

属性玉を破壊すると、画面左に表示される「ダメージ倍率」が上がっていき、最終的にはものすごいダメージが出るようになる。

そして、属性玉を破壊していくと画面左上に表示される「バーストゲージ」が溜まっていき、このゲージがMAXになると、残りの属性玉が即座に破壊され、「フルバースト」となる。

フルバーストとなるとダメージ倍率はさらに跳ね上がり、ブレイドとドライバーが一斉にレベルIVの必殺技を自動で繰り出し、とどめの大ダメージを与える。

チェインアタックは継続できずに終わるかフルバーストとなるかで終了する。

このようにチェインアタックは大ダメージを狙え、高レベルのモンスターを倒すのには必須と言えるシステムである。

チェインアタックは奥が深い要素なので、より詳しく説明しようと思えば記事が一つ書けてしまうので、ここではより詳しく解説しているサイトを紹介しておく。

※リンク先はストーリー終盤のネタバレを含むので、ストーリーをクリアしていない人は注意。クリアするまでは必須というほどでもないので。

成長要素

レベル

RPGには必ずあるレベル。

レベルはドライバーだけにあり、最大値は99。ちなみにラスボスのレベルは 

敵を倒すと手に入る経験値が溜まるとレベルアップするほか、新たなエリアを発見したときなどに手に入る「ボーナス経験値」を「宿屋で宿泊する」際に消費してレベルアップすることもできる。

経験値は戦闘に参加していないメンバーも平等に得られるので、全キャラを使って育てる必要はないが、みんなちゃんと使ってあげよう。

アーツレベル

ドライバーのアーツは武器ごとに管理されているが、カスタマイズでドライバーアーツのレベルをアップさせることができる。

アーツレベルを上げると、威力や効果が高まったり、リキャストが少なくなったりする。

敵を倒すと経験値とともに、エンゲージしているブレイドに対応した武器種にそれぞれ、アーツレベルをアップさせるのに必要な「WP」(ウェポンポイント)が加算される。

WPは後半には大量に必要となるが、後述の方法で手に入る「武器術○○書」というアイテムを使っても得られるので、新しい武器を使い始めるときはそれを使って一気にアーツレベルを強化できる。

キズナリング

ドライバーとブレイドの特徴的な成長システムとして、「キズナリング」というものがある。

半円+放射状に並んだマスを解放していき、解放したマスに書かれた「キズナギフト」(スキルなどを習得)を得られる。

ただし、ドライバーとブレイドのキズナリングは仕組みが異なる。

ドライバーのキズナリングは、クエストの達成などで入手できる「SP」(スキルポイント)を消費することでマスを解放していく。

内周から外周へと順に解放していくが、各周の左端のマスを「キーキズナギフト」といい、まずこのマスを解放しなければ同じ周の他のマスを解放することができない。

そして、同じ列のマスは内側を先に解放しなければならない。

ドライバーのキーキズナギフトは、他のマスを一定数解放することで解放できる。

一方、ブレイドのキズナリングは、各マスに書かれた条件を達成することで解放していき、SPは関係ない。

その条件とは「〜を●回○○せよ」というような形式である。

ブレイドがエンゲージされていないとその行動はカウントされないので注意。

キーキズナギフトや「内側から順に解放」といった事柄はドライバーのキズナリングと同様である。

また、キーキズナギフトが解放されるたびにそのブレイドの信頼度が上がり、キズナギフトをコンプリート(全開放)すると最高の「Sランク」となるが、実はこれよりまだ上がある。

キズナギフトをコンプリートすると、WPを得られる「武器術○○書」という貴重なアイテムを入手でき、またレア度の高いコモンブレイドのキズナギフトをコンプリートしてからリリースすると、ブレイドを別のドライバーに移譲するのに使うアイテム「オーバードライブ」も入手できる。

イデア

「勇気」「誠実」「慈悲」「正義」の4種類の性質を表す、ドライバーのステータスの一種で、最初はすべてLv1となっている。

コアクリスタルを同調するとき、この「イデア」のレベルによって出会えるブレイドのステータスの傾向が変わり、イデアのレベルが高いほど強いブレイドに出会いやすい。

4種のイデアはそれぞれ2種類ずつの属性と対応しているとか、意味があるのは最もレベルが高いイデアだけで、他のイデアは関係ないとか、ゲーム内では説明されているが、プレイヤーの実感としてはよくわからないのが正直なところ。

イデアのレベルを上げるには、同調しているブレイドのキズナリングを解放して、その時に得られる「イデアポイント」を溜める必要がある。

ブレイド同調の際「○○ブースター」というアイテムを使用することで、イデアのレベルを一時的に上昇させることができる。

1回の同調で使用できるブースターは1種類だけで、最大5個である。

ブースターは主に、ブレイドをリリースした時や、サルベージで得られたものを「交易所」で売却した時に入手できるが、基本的に余りがちなのでどんどん使ったほうがいい。

コアチップ

ブレイドが生み出す武器を強化するアイテム。

強化といっても、初期とは比べ物にならないほど攻撃力が上がる。

使用すると武器の名前が変わり、種類によっては武器の見た目が変わったり、特殊な効果が付与されたりする。

コアチップを使用することで変化するのは武器の名前と見た目のほかに、オートアタックの攻撃力、ガード率、クリティカル率となっていて、同じコアチップでも武器の種類によって異なる変化をする。

ここで「オートアタックの攻撃力」となっているが、オートアタック以外のダメージも上昇するらしい。

上位のコアチップほど攻撃力が上がりやすいが、ガード率とクリティカル率は上がるとは限らず、基本的にガード率とクリティカル率はトレードオフの関係となる。

そしてコアチップは使い捨てで、以前に使ったコアチップの効果はすべて上書きされ、また初期状態に戻すことはできない。

コアチップは店で販売されているが、販売されていないコアチップも多く、上位のコアチップはたいてい宝箱か、高レベルのユニークモンスターのドロップでしか入手できない。

装備

使い捨てでない装備アイテムには「アクセサリー」と「アシストコア」がある。

アクセサリーはドライバーの装備アイテムで、二つまで装備できる。

効果は「最大HP」「攻撃力」「エーテル力」「素早さ」「器用さ」「運」といったドライバーのステータスを上げるものや、ヘイト上昇量増加/減少、HPを回復できるもの、リキャスト速度アップなど、非常に多くの種類がある。種類が多すぎて探すのが大変。

アシストコアはブレイドの装備アイテムで、ブレイドによるが1〜3個装備できる。ただし弱いコモンブレイドは一つも装備できないこともある。

アシストコアの効果は、アーツや必殺技を強化するもの、属性の防御力を上げるもの、ガード率やクリティカル率を上げるものなどがある。

アシストコアは入手しただけでは使用することができず、一定のアイテムを消費して「錬成」することで初めて使用可能になる。

よって、ゲームの序盤に強力なアシストコアを入手したとしても、終盤まで使用できないこともある。

ポーチアイテム

各地の街などにある店では、食品やホビーに関する品などが売られていて、それらを「ポーチアイテム」と呼ぶ。

ポーチアイテムには「主食」「魚料理」「肉料理」「野菜料理」「スイーツ」「飲み物」「美術品」「楽器」「織物」「ボードゲーム」「コスメ」と多くのジャンルがあり、種類は非常に多く、店ごとに売られている品が全然違う。

これらのポーチアイテムをドライバーが持つ「ポーチ」に入れると、アイテムごとに決まった効果時間だけ、様々な効果を発揮する。

効果時間はメニュー画面にいる間を含めず、リアル時間で数十分から数時間となっている。

時間制限のある使い捨ての装備アイテム、と見ることもできる。

効果時間が切れたとき、同じアイテムを所持していれば自動的に補充して効果を延長する。

ポーチアイテムはポーチに入れた時点で消費され、取り出すことはできないが、別のアイテムを入れることで上書きすることはできる。

ポーチはドライバーごとに一つしかないが、ドライバーに「ポーチ拡張キット」というアイテムを使用することで、そのドライバーのポーチを二つにすることができる。このアイテムはちゃんと人数分手に入る。

ところで、ドライバーやブレイドにはポーチアイテムの「好み」が設定されており、好きなアイテムを使用すると効果量や効果時間が増加する。

好みはキャラごとに異なり、ゲーム内で表示はされていないが、会話などにヒントがある場合もある。

一度でも好みに合ったアイテムを使用すると、ポーチ画面で見られる「好きなポーチアイテム」欄に表示されるようになる。

なお、好みには「好きなジャンル」と「好きなアイテム」(個別)がキャラごとにそれぞれ2種類設定されている。

フィールド/マップ

エリア・ランドマーク

フィールドにはところどころに地名が付いており、「エリア」や「ランドマーク」と呼ばれる。

エリアは、比較的広い範囲を表す地名であり、ランドマークを内包することもある。

ランドマークは比較的狭い地点を示す地名であり、主に特徴的な地形や目標物がこれに指定されている。

どちらもマップに表示されるが、ランドマークのみ後述の「スキップトラベル」の目標として使われる。

新たなエリアやランドマークを発見(到達)した時には、カットインで地名が表示され、SPやボーナス経験値が得られる。

なお、どのエリアやランドマークにも属さない場所が非常に多く、何かの場所を他人に説明しにくいのが悩みである。

秘境・絶景

フィールドには「秘境・絶景」などと呼ばれる、やや発見しづらい地点がある。

秘境と絶景の区別はないが、場所により景色がいい所やそうでもない所がある。

秘境・絶景はランドマークでもあり、マップに表示される。

スキップトラベル

発見したランドマークには、「スキップトラベル」画面からいつでもひとっとびで移動することができる。

この移動方法を「スキップトラベル」という。

別の巨神獣でさえも一瞬で移動できるため、広大なフィールドを冒険するこのゲームにおいては必須である。というより巨神獣間を移動する方法はこれしかない。

なお、雲海の「満ち引き」によって雲海に没した地域にあるランドマークにはスキップトラベルできない。

天候・時刻

ゲーム内には「天候」と「時刻」があり、刻々と変化していく。

天候は「晴れ」「曇り」「雨」のほか、巨神獣によっては特有の天候もある。

時刻は、リアル時間1秒ごとに、ゲーム内時間が1分経過する。

宿に宿泊しても時間は経過しないが、サルベージを行うと一瞬で時間が経過する。

天候や時刻によってゲーム内に変化があり、時刻はメニュー画面の「スキップタイム」によって自由に設定できるが、天候は時間経過でランダムに変化するだけである。

天候をどうしても変更したい場合は、別の巨神獣にスキップトラベルで行って帰ると天候が変わる(かもしれない)ので、望みの天候になるまで粘る。

採集

フィールドにはいたるところに「光るポイント」があり、そこでボタンを押すと「採集」をすることができる。

採集をすると、その場に複数のアイテムがドロップする。

ドロップするアイテムにはポイントによって傾向があり、またポイント限定で入手できるアイテムもある。

さらに、巨神獣によってドロップするアイテムは完全に異なる。

採集によって入手できるアイテムを「コレクションアイテム」といい、様々な用途があるほか、売却することでわずかながらお金を得られる。

コレクションアイテムには「草花」「昆虫」「作物」「鉱物」などのカテゴリがあり、すべての採集ポイントはこれらいずれかのカテゴリに属しており、そのカテゴリのアイテムがドロップしやすい(とは限らないが一応)。

サルベージ

フィールドには何ヶ所かの「サルベージポイント」があり、レックスの本業である「サルベージ」を行なえる。

サルベージは雲海に飛び込んで行うため、サルベージポイントは雲海に面した所、特に雲海に向かって突き出した所にある。マップにも表示される。

サルベージを行うためには「シリンダー」というアイテムを必要とし、これは消耗品であり、店で購入できる。

サルベージで雲海に飛び込む際、「ボタンチャレンジ」が3回発生し、成功すると良い結果が得られやすいが、必殺技のボタンチャレンジより多少難易度が高い。

飛び込んだあとはレックスが勝手に成果物を引き上げてくれる。

成果物は複数の「機械」カテゴリのコレクションアイテムが主体で、0〜3個の宝箱を引き上げることもある。

宝箱の中身はお金と複数の「トレジャー」というカテゴリのアイテムで、このトレジャーを得るのがサルベージの最大の目的である。

トレジャーは普通に売却することもできるが、各地の「交易所」でいくつかのトレジャーを組み合わせて高額で売ることができる。

サルベージではお宝と一緒にモンスターを引き上げてしまうこともあり、引き上げたモンスターとは戦うことを余儀なくされる。

サルベージで引き上げるモンスターのレベル帯はポイントによって決まっているが、自分のレベルよりずっと高レベルのモンスターを引き上げてしまったら逃げるしかなく、その場合は逃げながら拾えるコレクションアイテムはともかく、宝箱の中身は諦めることになる。

シリンダーにはレア度の高いものもあり、それらは価格は高いが得られるお宝も良いものになりやすく、モンスターを引き上げる確率も下がる。

ただし、ボタンチャレンジやレアなシリンダーの要素があっても、最終的にサルベージは「運」であり、どんなものがどれだけ手に入るかはわからない。

とはいえ「ゴールドシリンダー」を使ったサルベージでは、宝箱から手に入るお金と、交易所でのトレジャーの売却により、高額なシリンダー代の元を取れるどころか非常に大きな利益を得ることができる。

つまり早い話がボロ儲け。

フィールドスキル

ブレイドには「フィールドスキル」という、特技のようなものが設定されている。

レアブレイドとエピックブレイドは3種類のフィールドスキルをもち、コモンブレイドは1〜3種類のフィールドスキルをもつ。

フィールドスキルには1〜3のレベルがあり、より高いレベルはキズナギフトとして得られる。

フィールドスキルを発揮するには、そのブレイドをエンゲージしている必要があるが、そのドライバーをパーティに入れる必要はない。

フィールドスキルのいくつかは、フィールド上に存在する各種の問題を解決するのに必要となる。

例えば障害物を焼き払ったり、破壊したり、氷の足場を作ったり、高くジャンプしたり……

こういった問題にはフィールドスキルの必要レベルが設定されており、エンゲージしているブレイドがもつフィールドスキルのレベルの合計が必要レベルに達していれば解決できる。

また、採集やサルベージを有利にするフィールドスキルもある。

採集に関するフィールドスキルは、採集ポイントのカテゴリに応じた「○○学の知識」という名前で、そのカテゴリに属する採集ポイントでドロップする量が増える効果がある。

サルベージに関するフィールドスキルは、サルベージの結果を良くする(とは限らないが)効果がある。

採集やサルベージに関するフィールドスキルのレベルは、おそらくスキルの発動率に関係しており、レベル1でもけっこうな確率で発動するが、レベル3ならおそらく100%の確率で発動する。

メインキャラの紹介

この記事、もういいほど長くなっているので、さすがに記事を分けることにする。

後編に続く!(文量的には7割方終わってると思う……)

……あ、この記事ももうちょっとだけ続くよ。

まとめ

さて、このブログではありがちだが、今回もまた長くなってしまった。

『ゼノブレイド2』のあれこれを一気に紹介することができて、書き上げただけで俺は満足だ……

もちろん、ブログとして公開するには、この原稿をHTMLマークアップしなければならないわけで、それもそれなりに大変な作業ではあるが、この原稿を書くのにどれだけかかったかなんて、みなさんは知らなくていい……

まあ好きで書いてるんだけどね。

ほんとは画像とかいっぱい入れて紹介したかったんだけど、気の利いた画像って言われても難しいんだよ。

でもせっかくだし一つだけ……我ながらよく撮れた景色を。

画像を表示できないみたい。

インヴィディア烈王国の首都「フォンス・マイム」の夜景。暗闇に浮かび上がる街並みと、発光する「サフロージュの木」との対比が美しい。明け方にのみ見られるコントラスト。振り向きざま、慌ててシャッターを切った偶然の一枚。

願わくば多くの人に本作の魅力が伝わってほしい。役立ってほしい。

だから後編もよろしくね!

ちなみに……コメントで質問してくれてもいいけど、俺に聞くよりGoogleで検索するほうが早いしよくわかると思う。