前回、最初のプレイ日記(「第3話」まで)を投稿するのに、発売日から1ヶ月以上もかかってしまったが、最近は少し時間をとれているのでプレイ日記の第2弾を書くことにする。

前作『2』で言えば、発売後1ヶ月といえばすでに全クリしていた気がするが、せっかくならもっと時間をかけて楽しむほうがいいだろう。

さて、今回も多少のネタバレを交えつつ、第6話の初めまでプレイして思ったことをいろいろ書いていく。

前回の記事はこちら。

前回も書いたが、ラストまで「プレイ日記」が続くとは限らない。

また、核心的な内容については「プレイ日記」では触れない予定。今回の範囲でいえば「エヌ」と「エム」とか。いつか考察記事を書くかもしれない。

あと、筆者は『ゼノブレイド』無印と『黄金の国イーラ』をプレイしていないので、その辺りの考察は不十分になるだろう。

サフロージュとインヴィディア

まず、前回のプレイ日記ではストーリーを勘違いしてて、第3話までと言いながら、ペンテラス地方に入って以降のことを書き忘れていた。
※実際に書き始めたのは第4話をある程度進めてからだったからね。

今作で「サフロージュの木」を最初に見かけるのはフォーニス地方の「レーベ高原」だが、サフロージュといえば、『2』では巨神獣アルス「インヴィディア」を象徴する植物であった。

そして今作にはまさにインヴィディアの名を冠するペンテラス地方の「インヴィディア坑道」がある。

ただ、その地にサフロージュの木は生えていないように見える。

今作の舞台となる世界「アイオニオン」は『2』の世界であるアルスト(の巨神獣たち)の未来の姿なのはわかるが、はっきり「ココだ!」といえる場所を特定することはなかなか難しい。

しかし、インヴィディア坑道にある「セーヴの遺跡」は『2』のインヴィディアの「首都フォンス・マイム」で間違いない。

例えば「セーヴの遺跡の休息地」付近にある“細い橋”、これはフォンス・マイムにそれらしき構造物がある。

そしてその付近から“ロープスライド”で渡った先にある、レベル82のユニークが2体いる場所、これは『2』の「セーヴィント宮殿広場」および「フォンターナ大聖堂」付近の地形と全く同じだ。

そこには三方に下り階段があり、残る一方にある巨大な門の向こうは、今作では崩壊しているが、かつて『2』の「カラムの遺跡」へと続く大階段があったはずだ。ヴァンダムさんの前世の最期の地

これほどまでに『2』と『3』の世界の一致点をはっきりと認識できたのが初めてだったので、感動したのと同時に、これまでのモヤモヤ感がようやく晴れたといった感じ。

ここで、俺が『2』のプレイ中に撮影していたフォンス・マイムの夜景の写真(以前このブログに投稿したもの)を再掲しておこう。

ゼノブレイド2 フォンス・マイムの夜景
『2』にて。ふと見上げたフォンス・マイムの夜景がきれいだったのでとっさに撮影した写真。とっさに撮ったとは思えない仕上がりになったと我ながら思う。中央やや左下に見える(暗いけど)アーチ型の門は『3』でも現存。その上の巨大な岩から横に伸びる建造物(窓が光っている)も『3』でおおむね現存。左に見切れている背の高い建造物は、おそらく『3』における「セーヴの遺跡の休息地」の位置にあり、つまり土台のほうのみ現存している。下側に広がる市街地は全く現存していないようだ。

そして、以下が『3』における同定地。できるだけ近いアングルから撮った。

ゼノブレイド3 セーヴの遺跡
『3』にて撮影。インヴィディア坑道の途中にある、このだだっ広い空間にぽっかりと浮かぶ遺跡は、まぎれもなく『2』の「セーヴィント宮殿広場」の跡地だ。上の『2』の写真と見比べると、特に上部の建造物は一目瞭然、形状が完全に一致。その右下にあるアーチ型の穴が開いた門は、『2』の「カラムの遺跡」へ続く大階段の入り口だった。左下には「セーヴの遺跡の休息地」が見える。それにしても、この大空間が「坑道」の途中ということは、インヴィディア坑道が巨神獣インヴィディアの体内の大部分を指すことを示している。そして、この「遺跡」に現存する構造物は極めて少ない。

徐々に減ってゆくランドマーク

ランドマーク、つまりスキップトラベル可能な地点だけど、ペンテラス地方の最初の洞窟を抜けて以降、極端に頻度が減っているように感じる。

この手のゲームにスキップトラベル(一般名は「ファストトラベル」? ドラクエでは「ルーラ」、ポケモンでは「そらをとぶ」)機能は必需品だけど、頻度というか密度というか、どのくらい「どこへでも」飛べるのか、というのはけっこう重要だと感じる。

個人的には、スキップトラベル可能な地点は多ければ多いほどいいと考えている。

だって、どうせ一度行ったことがある比較的安全な場所にしか行けないし、単調な移動時間なんてゲーム体験にとって無駄で退屈でしかない。

もっとたくさん、そこら中にランドマークを置いてくれたらいいのに。

あるいは、「ユニークモンスターの墓」はランドマークと同じくスキップトラベル可能な地点となるので、適当な位置にユニークモンスターがいて倒せればランドマークの補完になるのだが、「ちょうどいい位置」にいる奴もいれば、そうでない奴もいる。

例えば、ペンテラス地方の「巨神獣岩の休息地」の次のスキップトラベル可能地点は「古道の休息地」であり、非常に遠い。道中にユニーク「地走のボックル」がいるが、「巨神獣岩の休息地」から目と鼻の先であるし、「滝間の朽ちた鉄巨神」もあるがやや方向が違う。

同じくペンテラス地方の「ロンアの展望」または「コロニータウ 入り口」から次の「キラキラ池の休息地」までも遠いし、その次の「四角塔の休息地」まではさらに遠い(※)。
※途中にユニーク「暗愚のターキン」がいるが、レベルが到達時の適正レベルよりかなり高いので活用しにくい。

この区間にはクエストで何度も行かされるが、マップを見るたびにうんざりさせられる。

ケヴェスキャッスル地方のシウェラ浮遊岩礁地帯も、「ペンシア巌門」または「コロニー11 西守門」から「第二浮遊岩礁の休息地」までは“ロープスライド”区間が多いとはいえかなりの距離で、途中に五つある浮遊岩礁のうち、ユニークがいるのは三つだけだ。

“島”のように飛び飛びに存在し、スキップトラベルできる地点も限られる浮遊岩礁地帯を駆け巡っていると、『2』の巨神獣「ルクスリア」の上層の「支柱」を渡ってた時を思い出す。

あの時も、「何でここからここまでずっとランドマークがないんだよ!」ってイライラしながらプレイしてたな。しかもかなり迷ったし。

今作は、というか今時のゲームには全滅時のペナルティとかはないけど、「行き直す」のをその分面倒にする必要なんかないんだよ。

示唆に富んだモルクナ大森林

コロニーラムダを超えて、コンティ大瀑布のある段差を超えれば、“現代的な”ビルのようなものが現れる。

それらはすっかり廃墟となっているが……『2』における「モルスの地」にあった建造物の残骸だろうという推測を妨げる要素はない。

「モルスの地」は、かつて高度な文明を築いた人間たちの都市であり、崩壊した後、「雲海」によって少しずつ分解されていたはずだ。

おそらく「溶けずに残った」ものが、『2』のラストで集合し大陸を形成した巨神獣たちと同じ高度にあり、「モルクナ大森林」辺りに集まって存在しているのだろう。

そしてその「大森林」だが、これを形成する巨大なツル植物は『2』における「世界樹」(に巻き付いていた植物)で間違いないだろう。

『2』のラストで世界樹は崩壊したが、根元のほうはツル植物とともに残ったのだ。

これは「モルクナ大森林 下層」を見ればさらに納得させられる。

ただ、下層に降りて右手に見える、水場(毒の水)に囲まれた巨大なビルが『2』における「メガフロート基部」(世界樹の麓)にあたるかと思ったが、確証はない。

とはいえ、モルクナ大森林の上層から下層に降りるのに使うツル植物の道は、『2』の「朽ちた巨神獣」からメガフロート基部に至るのに通った「大樹の大行路」を彷彿とさせる。

モルクナ大森林の下層は高レベルモンスターが跳梁する魔境であるが、ビルは意外にきれいであり、エレベーターも動作したりする。

アイオニオンの時代の誰かが整備したのかもしれないし、『2』の世界樹がまるで幽霊船のごとく昨日まで人がいたかのように機能を保っていたのがまだ続いていたのかもしれない。

しかし、この辺りは景色は壮観だが、上述の通り移動するのは苦痛だった。

思い出深い浮遊岩礁

浮遊岩礁? 岩が宙に浮かぶわけないだろ!

……『クロス』にあったね。浮遊岩礁。

「シウェラ浮遊岩礁地帯」に限らず、アイオニオンではいろんな場所で岩が浮いてる気がするが。

今作の浮遊岩礁地帯と『クロス』の浮遊岩礁、やはり関係あるのだろうか。

『クロス』の浮遊岩礁のほとんどは、何かの目的地にはなりえないほど小さかった。

フロンティアネットスポット(データプローブを打ち込む場所)や滝がある大きな浮遊岩と、ミーアちゃんのクエストで行ったやや大きな浮遊岩くらいか、他は一応「立てる」が用事はない。

『クロス』の浮遊岩礁で一番記憶に残っているのは、同作で盛んに(?)行われたエクストリームスポーツ、通称「TOZAN」だな。

TOZANと“登山”は似て非なるものだ、なにせTOZANでは「登る」ことは稀なのだから。

空中にいてほどよく硬い、手頃な敵を見かけたら、自身が上昇する効果があるアーツを連続で使ってどんどん登って、もとい“昇って”いくのだ。

ライジングスカイ!(物理)

これによって、本来なら「飛べるドール」でしか行けないはずの浮遊岩礁にインナーで到達することができる。

これに使われたお供になったオーバードは「月蝕のエレイン」、夜空を彩る美しい姿の敵だったっけ。

いや、俺はこの「ライジングTOZAN」、または「TOZAN自由形の部」はやったことないけど。動画で観ただけ。

でも「壊れ巨大リング」を「ビーハイブロック」辺りからインナーで登ったりはした。
たった今変換で気付いたんだけど、ビー・ハイ・ブロックじゃなくてビー・ハイブ・ロック(蜂の巣岩)だったんだね……

てか、壊れ巨大リングって、『3』のケヴェスキャッスルの「殲滅兵器アナイアレイター」、あるいはケヴェスキャッスルそのものの残骸だろ?

なら、『クロス』の浮遊岩礁と壊れ巨大リングが同じ「忘却の渓谷」にあるのも納得だ。

待ちに待ったロリっ娘たち

さっさとケヴェスキャッスルは越えて。

いよいよ大剣の大地、そこで謎の組織(味方)と遭遇する。

そしてこれまで主人公一行の後ろを付けていたのがシャナイアちゃんだと知る。

めっちゃ可愛い!!!

これこれ、こういうのだよ、俺が求めてたのは!

ただ、残念ながら「ヒーロー」として参戦はしてくれないみたい。

あのツインテを間近で眺めまくりたかったのに……

そして、ネタバレだけどシャナイアちゃんとは後にお別れです。また会いそうな気がする。

大剣とシティのことは後述するとして……

エルティア海! コロニーミュー!

海〜! 大好き〜〜!! なマシロちゃん登場!

セナよりも小さい感じの子だ! かわいい! テンションぶち上げ! やっぱロリしか勝たん!

旗をせっせと振ってるところとか可愛すぎ! 俺もマシロちゃんに応援されたい!

ずっとマシロちゃんと冒険したい! むしろマシロちゃんを操作したい! フィールドだけでいいからヒーローを操作できるようにしてくださいモノリスソフトの皆さん!

5期! コロニーミューはロリとショタだらけだけどそれに負けないくらいロリ! なマシロちゃんだけど、色白だから気付きにくかったが、脚は生足じゃなくてタイツらしい。

ロリの白タイツ! なんと素晴らしい! セナのニーハイも悪くないけど、俺はロリは色白が好きなので……

……え、ゴンドウ? 「権藤、権藤、雨、権藤」なら知ってるけど?

……ゴンドウってロリ? 背は低いけど。いやロリは色白に……

つまりだ……ロリは色白で、背がちっちゃくて脚が細くて胸がぺったんこじゃないと俺は受け入れません。

まぁ、ロリ原理主義思想については長くなるからこの辺にしとこう……

あとの楽しみは、噂に聞くミヤビちゃんだな!

広い広いエルティア海

大剣の突き立つ大地ことカデンシア地方は、入ってすぐの場所に大剣が立っているが、その向こう側は広大な海「エルティア海」となっている。

ほかの「地方」と比べても圧倒的な面積を誇り、周囲はいくつかの大陸と、アイオニオン世界の中心に向かって流れ落ちる滝によって区切られている。

島も大小数多くあり、大きな島ならそれ単独で探索の甲斐があるほどだ。

そしてそんな海を、「バウンダリー」という船で行き来する。

この船、スピードは出るのだが、操作がかなり難しい、というか細かい操作ができない。

また、どこまで岸に近付けるかがわかりにくく、狭い入り江に入って上陸したい時などは面倒に感じる。

主な島や上陸可能な周囲の陸地にはランドマークや休息地が多く設定されているおかげで、大雑把な移動はそれほど面倒ではない。

とはいえ、俺のひそかな趣味であるマップ埋めは骨が折れるだろう……と思ったが、何らかの条件を満たすと勝手にマップが埋まる現象に何度か遭遇している。

マップの外周だけでも埋めようと船を走らせていたが、外周部には上陸可能なちょっとした陸地に洞窟があったりして、さらに外側にマップが続いているのに最初は気付かない例が多かった。

ストーリー中で行かなければならない場所はあまりなく、ガイドもあるので寄り道をしないならマップはほとんどスカスカのままだろうし、逆に島のひとつひとつを冒険するならかなり時間をかけることになるだろう。

そして、ユニークモンスターがやたら多い。

コロニーもいくつかあり、新たな目的地であるアグヌスキャッスルや、その真下にある「リ・ガート収容所」は海域の最北端にある。

ある時のエルティア海のマップ
攻略中のある時のエルティア海のマップ。島の輪郭は丁寧に塗りつぶしたが、海上は全然塗れてない。

さて……この海域は、『2』の「リベラリタス島嶼群」を彷彿とさせる。

リベラリタス島嶼群は、他の大陸型の巨神獣とは違って、広大な雲海で中小のクラゲ型の巨神獣が複数連なって島嶼群を構成していた。

また、その海域は壁のように巨大な山脈で大きく二分され、両側を2本の「雲海トンネル」が結んでいたが、その山脈は雲海の滝で覆われており、巨神獣の一部らしきものが覗いている所がトンネルの坑口になっていた。

話によれば、この雲海のどこかに「リベラリタス」という巨神獣がいたらしいのだが、その正体も真偽の程も不明となっていた。

しかし、『3』のエルティア海には巨神獣らしきシルエットの地形が多く存在しているし、アイオニオン全体のマップを見た感じでは、むしろエルティア海全体が巨大な巨神獣の背中に広がっているようにも見える。

そうだとすると、その巨大な巨神獣こそがリベラリタスの正体なのかもしれない。

エルティア海には「クラゲ型の巨神獣」の成れの果てとしか思えない島もある。

とりわけ「バルドタス環礁」は、『2』に「バルドタス島」という名前そのままな島があり、中央の池や、爪のような形をした壁などの面影が残っている。

一方、エルティア海で1、2を争う大きさを誇る「ディダーラ島」の中央にそびえる、やたら鮮やかなキノコのようなものは、『2』の「神渡しの島」にもあった気がする。天辺にユニーク「極楽のスカンジナビア」がいたが、ディダーラ島も巨大な「タオース」が生息する島である。

ディダーラ島と並んで大きな「ラヴィア砂丘島」は、特徴的な地形が多くみられるが、他の島とは外観も異なっている。

『2』のリベラリタス島嶼群で他と違う島といえば、主人公レックスの故郷である「イヤサキ村」のある島だが、はたしてこれが後のラヴィア砂丘島なのだろうか。

さらに、エルティア海といえば外せないのが、「熱砂の海岸」から上陸して進んだ先にある「邪念の空洞」に始まる洞窟だが、この不思議な雰囲気をもつ洞窟の内部では、主人公たちの持つ「ウロボロスの力」が制限されるらしい。

『2』では、イヤサキ村の外れの神殿から地下へと続く階段を降りた先にある「エルピス霊洞」の内部で「ブレイド」の力が制限されていたが、これと無関係ではないだろう。

ただ、この洞窟の形状はエルピス霊洞とは全く異なるといっていい。

近くにイヤサキ村らしき島も見当たらないが、リベラリタスの巨神獣たちは「地下」のベースとなる大陸(巨神獣リベラリタス?)とは独立した存在のはずなので、ラヴィア砂丘島にしろ別の島にしろ、『3』の時代には離れていてもおかしくはない。

そういえば、エルピス霊洞に「ラヴィア地下水流」って場所があったね。ラヴィア砂丘島には地下があったけど、やはりこれがイヤサキ村のあった島か。

あと、エルティア海には「第一」から「第五」までの「石柱遺跡」があるが、これはかつて崩壊して落下した「第一低軌道ステーション」の残骸か何かに見えなくもない。

そして、カデンシア地方に入ってすぐの「大剣の麓」辺りは、大剣を挟んでエルティア海のすぐそばになるのだが、胞子みたいな白いモコモコした植物が、エルピス霊洞にあったものと似ている。ジェリーもいるし……これは関係ないか?

上記の「邪念の空洞」に始まる洞窟にも近いし、大剣が突き刺さった衝撃でエルピス霊洞が露出したのかもしれない?

さらにいえば、大剣の内部のパイプ状の通路は『2』のスペルビアの「廃工場」っぽいし、「セントリッジ港」は『2』の「バルジ港」っぽいのだが、さすがに大剣の内部がスペルビアってのはおかしい気もする。

大剣は初代(無印)由来だから、そっちの何かなんだろうな。俺には考察できないが。

楽しい囚人生活体験

リ・ガート収容所に囚われているゴンドウというロリを脱獄させるべく、主人公たちも自らそこに乗り込んでいく。

乗り込んでいくといっても、こっそり侵入して囚人たちに紛れ込むという信じられないような作戦で、潜入後はしばらく囚人として過ごしながら、作戦決行の日を待つ。

囚人ということで、主人公たちも刑務作業をやることになるのだが、当然ながら工場でタンスを組み立てるみたいな地味な作業はない。

いや、裏庭で食料を採集したり、家畜のように飼われている「ギラフェ」を間引きしたり、凶暴な「フェリス」を退治したりも十分に地味かもしれない。

何より、作業に難癖をつけてくる看守との戦いかもしれない。

まぁ、主人公たちは優秀な模範囚だし、プレイヤーにとっては自分が収監されているわけではないしで、気楽に楽しい「刑務所1日体験」ができるだろう。3日間だが。

結果として、NPCの囚人たちが言うほど大変な作業をプレイヤーがさせられることはない。周りの囚人たちが助けてくれるし。

俺的には、もっと苦労させられても良かったけど。楽しそうだし。そういうストーリーだし。

「シティ」のこと

話は前後するが、「大剣」は実は中に入れるようになっており、内部をエレベーターで昇っていくと、かなり高くて寒そうな「大剣のつば」に出て、さらに進むと旅の目的地だった「シティ」がある。

シティはその名の通り、アイオニオンでも他にない規模の都市であるが、大剣の片隅に収まるサイズであり、あたかも洞窟の中の街のようであった。

そこでは、メビウスに抵抗しながら暮らす人々が何世代にもわたる命脈を保ちながら、ケヴェス・アグヌスの兵士らには一切知覚されずに暮らしていた。

彼らはメビウスの探知能力を避ける技術をもっており、シティ全体にコーティングのようなものが施されているほか、ゲルニカが身に付けていた眼帯もこのための装備であった。

そしてその後は、主人公たちも必要に応じて眼帯を身に付けるようになる。

とはいえ、この秘匿技術も、シティの位置がメビウスに知られていないことが前提である。

その後、シティから裏切り者が出て位置が露見し、アグヌスキャッスルから放たれた殲滅兵器の一撃がシティを周りの空間ごと消し去る。

だがシティは間一髪、難を逃れた。

……実は、なんとシティ全体が鉄巨神となっており、非常時には移動もできるといい、しかもこのことを知るのはシティでも一握りの人間だけだった。

なお、シティが殲滅兵器による攻撃を察知できたのは、これまたある人物の裏切りのおかげだったのだが……

にしても、たった一人でも“仲間を売る”者が現れるだけで壊滅しかねないシステムというのも脆弱なものだ。

内紛はあっても、これまではただの一人も裏切り者が現れなかったということだ。

だが、シティが移動できるというトップシークレットが効果を発揮したのも、残念ながら今回限りだ。

これまでにシティが移動したことはなかったに違いないが、今後はこの事実は周知のものとなるわけで。

まぁ、現在のシティが「初代」というわけではないらしいので、以前のシティは別の特徴をもっていたのかもしれないし、今後は別のシティが作られるのかもしれない。
いや、主人公たちが活躍すればシティなど無用の長物となるはずだが。

殲滅兵器が大剣を穿ったシティの「跡地」には、「滅光の虚」というロケーションが新たに追加され、超高レベルのモンスターの巣窟となる。

ユニークも何体かいるが、彼らは以前からそこに暮らしていたのか?

新たなシティはエルティア海の裏側、つまり海底の地盤のさらに下の空間だ。やっぱ海全体が海底ごと浮いてるんじゃないですかー!

もう攻撃されないだろうか……

なお、大剣の鍔にあったシティがエルティア海の裏側に移動したことで気圧の大きな変化があり、住人は体調を崩した模様。

人生いろいろ、コロニーもいろいろ、執政官もいろいろ

エルティア海で寄り道していると、当地にある様々なコロニーの様子を目の当たりにすることになる。

軍務長のマシロちゃん率いる「コロニーミュー」は、鉄巨神の「偽物」が鎮座する不思議な所だった。

年長の兵士から順に戦死しては、幼い新兵が補充されるのを繰り返してきたおかげでコロニーの平均年齢はかなり若いが、大勝利もなければ惨敗もなく、ずっと安定して厳しい戦いを続けてきた。

兵士たちは幼さもあり、さながら「仲良しクラス」のような雰囲気が漂っていて、結束は固かった。

(少なくとも精神的には)幼いマシロちゃんを支え、コロニーを実質的に引っ張っていたイチカだが、その死に際して実はとんでもない秘密を抱えていたことが判明する。

自分がしっかりしないと……とイチカの秘密を抱えたまま一人で頑張ろうとするマシロ、コロニーで唯一マシロと秘密を共有するがゆえにマシロ以上に頑張るタロー、最年長(たぶん)としての自覚ゆえにタローに不信感を抱くアヤセ、それぞれの心にすれ違いが生まれ、コロニーの結束は乱れる。

その様子に、他の幼い兵士たちは不安になるばかり。

しかし、それでも気丈に振る舞い、思いを一人抱え込むマシロちゃん……見ていて心が痛い。

どうか無理しないで……俺のこと頼ってくれてもいいんだよ!

コロニーミューの皆は互いにあだ名で呼び合っているようで、マシロちゃんもすぐ他人にあだ名を付けたがる。

ランツのことを“ランラン”と呼んだのはさすがに笑ったが。

ちなみにマシロちゃんは年下の女の子から“シロちゃん”と呼ばれている。

コロニーの各所には連絡帳のようなメモ書きが貼ってあり、そこでのやり取りは読んでいて微笑ましい。

エルティア海には他にも変わったコロニーがあり、“叛賊のトライデン”こと執政官ティーが治めるコロニー15は、彼自身の性格もあり、海賊団のような自由な気風をもっている。

というより、メビウスでありながら自由に生きるトライデンに周りが振り回されている面もあるが。

彼は主人公たちに敵意をもたなかったが、「強そうな兄ちゃんたち」に興味をもって「三番勝負」を仕掛けてくる。

それは「宝探し」のようなものだったが、最終的には拳を交えることに。

それにしてもトライデンは、いい歳して、しかもメビウスのくせに、負けず嫌いで大人げない奴だ。

最終的に彼は無理やり主人公たちの仲間になる。メビウスなのに。

彼の能力は、ポケモンでいうと「ドーブル」みたいな、敵のアーツやスキルを学習して自由に組み合わせられるものだ。

『2』にあった「ハナライズ」の後継みたいなものか。やり込みコンテンツな気はする。

他にも、ミオたちが所属していたコロニーガンマでは、執政官ジーが軍務長シドウに主人公らの抹殺を命じたが、シドウが自らの判断で主人公らとの共闘を選ぶのを前にしても動じなかった。

メビウスとしての“最後の務め”かのようにシドウや主人公らと対峙し、そのまま敗れ去っていったが、部下の自主性を重んじており、他のメビウスらと比べればずっとまともで人格者だったように見える。

メビウスはその名前からして26人くらいいるのだろうが、その生き方も26通りあったということ
で、ほとんどは鬼畜な下衆野郎だと思っていたが、そうでもない奴らもいたというわけだ。

まとめ

「プレイ中に感じたこと」を綴るプレイ日記ということでやってきたが、今回は前作までの世界との繋がりに関する考察が主になってしまった。

あと、プレイは進んだのだが、書くことが多すぎて、投稿するのは結局遅れてしまった。書くのサボってただけ

キャラもほとんど出揃ったし、ストーリー的にも次回のプレイ日記がラストになりそうな気がする。

ただ、重要なネタバレは書かない方針なので、次回に書くことが残るのかどうか不安なところだ。

少しネタバレの基準を引き下げるかもしれない。

もしくは、寄り道のクエスト類がたくさんあるので、そっちをメインにするか。

ミヤビちゃんのこととか書きまくるだろうしな。

というわけで、次回に続く!