俺の家は田舎で、山のすぐそばにあって、まあ過剰に自然豊かなところなんだ。

しかもけっこう古い家だからね。

だからいろんな生き物が出現するよね。
※主に節足動物

ここは動物園かぁ???(CV:役所広司)
※ただし節足動物

この時期になると、またあいつらが来るな、とそんな予感がするわけだよ。

――ムカデ。

ヤツらはどこから来るのか

あいつらって家に住んでるのかな。

○キブリなんかを食べてるらしいし、餌を求めて人家にやってくるのだろう。

うちは古い家だから、あいつらが入れそうな隙間は多いし。

今年も出たんだよ、あいつら。

我が家で最もムカデが嫌いなのは母だが、そんな母に限ってムカデの犠牲になってしまう。

つい数日前だが、母が布団に入ったところ、ムカデの待ち伏せに遭い、噛まれはしなかったが脚を這われたそうな。

かわいそうに、その夜はなかなか眠れなかったろうが、何よりもムカデは1匹出ると……

ムカデに関する迷信

「ムカデはつがいで行動しているため、1匹出ると必ずもう1匹出る」

……というのは迷信らしいが、でも実際そうだし。

去年はムカデの当たり年()だったが、出現数が偶数だったかは覚えていないが、とにかく出るわ出るわ。

というわけで、母はムカデが1匹出ると、もう1匹が出るまで気が気ではないらしい。

今回は幸いな(?)ことに、昨夜2匹目のムカデが出現した。

俺がPCを置いている部屋(俺の部屋ではない)で一人でいるときに、去年はよく出たが、昨夜もそうだった。

足音はないけど、気配でよく気付くものだ。

さて、この記事を書くにあたって少しムカデのことを調べてみたが、世の中にはムカデに関するたくさんの迷信があるんだな。

「ムカデを殺すと匂いで別の個体を呼ぶ」

これは……多分ないと思うんだけど、どうだろう。上記の話の亜種かな?

「ムカデは決して後ろに下がらない」

そういって武士が縁起を担いだらしいけど、ムカデの中には襲われると尾部を頭部に擬態するために後ずさりする種がいるらしい。

そしてさらに、広く一般に広まってはいない迷信もあったが、俺が親から聞いたのはこんなの。

「ムカデはお釈迦様の葬式に参列しなかったので、ムカデを殺生しても罰は当たらない」

これはググっても見つからなかった。

本当なのか、ムカデを殺す口実が欲しかったのかは定かではない……

まとめ

ムカデ退治には凍らせるスプレーがいいよ!

というか殺虫剤は部屋が汚れるから、最近はゴ○ブリ退治にも冷却スプレーを使いたいのだが、ゴキ○リはさすがにタフで、動けなくするのにスプレーをかなり消費してしまい、ちょっともったいなかった。

さて、今年はあと何匹……何組のムカデが出るのやら。