Webサイト作りを学ぶHTML初心者は、「こんなサイトを作りたい!」と思って、それを実現する方法を調べたりするが、見た目からよりも構造から入るほうがいい、というのが俺の結論である。
構造とはHTMLの構造のことだ。
実際、ほとんどのWebサイトは、HTMLだけを見ればどこも似たようなものである、と言っても過言ではない。
「こんな見た目にしたい!」と方法を探して、見つけたコードをコピペばかりしていると、いつの間にかHTMLはぐちゃぐちゃになってしまって、あとでCSSを弄ったりモバイルに対応させたりするときに困る、なんてことになりがちである。
HTMLバージョン5(HTML5)ではせっかく直感的な意味をもつ構造タグが追加されたので、それらを使った「簡単で、必要十分なHTML」の書き方を紹介したい。