みなさん、こんにちは!
新しいドメインからこんにちは!
そう、URLを見てほしい、https://labelog.net/〜 になっているだろう。
2015年に「れいぶろぐ」を開始したが、当時のURLは http://labe.wp.xdomain.jp/〜 だったのだ。
間違い探しじゃない、これには大きな大きな意味があるのだ!
ということで今回は、俺がなぜこんなに喜んでいるのか、嬉々として語ろうじゃないか。
ついでに、移転に際してのあれこれも……
独自ドメインの利点
ドメインとは、URLの文字列の中で、http://(または https:// )より後ろで、最初のスラッシュまでの部分のことだ。
誰にでも通じる言い方でいうと、「○○○.com」(ドットコム)みたいなやつ。
まあ、このサイトは「○○○.net」(ドットネット)だけど。
住所に例えるなら、ドメインが丁目番地、それ以下(パス)は部屋番号か宛名、ってところか。
ついでにプロトコルは……交通手段か(住所じゃない)
ともかく、このサイトのドメインは labelog.net (れいぶろぐ ドットネット)になったのだ!
一文字変えると食べログっぽくなるってのは禁句。
Webサイト運営者にとって、独自ドメインを持つということはまさに「一国一城の主」になるということだ。
ドメインを持つのにはお金がかかる。そんなにかからないけど。
文字列の種類によってピンきりだが、基本的にはこのブログみたいに「お金にならないサイト」になんてお金をかけるもんじゃない。
趣味のサイトに独自ドメインなんて、ぜいたく品だ。
ほら、たとえば「忍者ホームページ」なんか、無料だけどあんなにたくさんのドメインから好きなのを選べて(サブドメインになるけど)、同人サイト御用達じゃないか。
俺もかつては使ってたんだ、懐かしいなぁ。
それでもお金をかけるのは、独自ドメインには計り知れないメリットがあるからなのだ。
ケチな俺もWebガチ勢を目標とする以上、避けては通れない道なのだ……
そのメリットとは、以下の通りだ!
URLが短い!
もう一度、以前のURLと今のURLを見比べてみよう。
http://labe.wp.xdomain.jp/ ←以前
https://labelog.net/ ←今
文字数が少ないと覚えやすいし見やすいし、いいことずくめだ。
上のURLがなぜ長いのかというと、このURLは俺が使っていたレンタルサーバーがくれるものだが、オレンジ色の部分が変更できない「共通部分」なのだ。
ちなみに灰色の部分はドメインじゃない部分。
今は短縮URLというのもあるが、短縮URLは見ただけではどこのサイトなのかわからないという最大の難点があり、セキュリティ上の懸念となっているほか、一目でどこのサイトかわかる短いドメインを取得することに、大手のWebサービスがしのぎを削っている(例:YouTubeの youtu.be)。
俺もこのドメインに決めるまでかなり悩んだけど、本当はもっと変わった国別トップレベルドメインを使って、例えば la.be(ベルギー)みたいなことをやりたかったけど、あまりに短いドメインは一般ピープルには取れないみたいだ。
latobe.am(アルメニア)みたいなのも考えたけど、「.am」ドメインってかなり高いな……贅沢するのはやめといた。
結局ドメインハックみたいなのは諦めたけど、それでもトップレベルドメインには悩んだ。
.com はありきたりで嫌だったし、趣味のサイトなのに .biz は気が引けるし、.org は堅い感じがするし、.info は逆に軽すぎる感じだし……で .net にした。
我ら安物ドメイン5兄弟!
なかなか決められなかったけど、取ってみたら愛着が湧くもので、これから大事にしていきたい。
ブランド力が向上!
上にも関連するが、洒落たドメインや覚えやすいドメインにはブランド価値がある。
そもそも、ビジネスの場では持っていないとお話にもならないわけだが、趣味サイトだって独自ドメインがあればそこらの人との違いを見せつけられる。
そもそも共有ドメインはそれってだけでかっこ悪い……(個人の感想です)
ちょっとしたWebサービスを公開するのにも、使い捨てるつもりで一時的にでもドメインを取るというのは行われている。
ほら、映画のCM見てみなよ、たぶん永久に使われないような(それも長い)映画名のドメインがいつも表示されてるじゃん。
.com なんか1年で1000円いくらだし、プロモーションのことを考えたらタダみたいなもんだ。
あ、ドメイン取ったら維持には気を付けて。
ちょっとでも支払いが遅れたりしたら、即 凍結=アクセス不能 なので。
まあ、今どきは自動更新が普通かな。
SSL/TLSに対応!
このURL、http:// じゃなくて https:// で始まってるだろ?
URLといえば http:// だって人も少なくないと思うが、これはプロトコルの違いだ。
https:// は「SSL」という通信の暗号化技術を用いるという意味だ。
※厳密には、現在ではSSLの後継技術の「TLS」を使っているが、長年SSLで通っているので今でもSSLと通称される。
このSSL、一昔前は「銀行のWebサイトのログインページはURLが『https』で始まってるのを確認しろよ」という具合に、安心・安全なWebの代名詞だったのだが、今では常時SSLというように、普通のサイトの普通のページでさえもSSLにしておけとされる。
最近ではWebブラウザがしきりにSSLを推してきており、まるで「SSLに非ずんばWebに非ず」とでも言わんばかりで、非SSLサイトはだんだん肩身が狭く……非SSLサイトに人権はないのか!
と、そんなわけで、今や必須となりつつあるSSLだが、これを利用するにはドメイン単位で認証を取得しなければならず、ドメイン共有型の一般的なレンタルサーバーではほとんどの場合利用できなかった。俺の以前のレンタルサーバーでも。
かつては認証にはお金がかかったが、今では「Let's Encrypt」という無料で認証を取得できるプログラムがあり、SSL化のハードルはだいぶ下がっている。
そして俺もついに、独自ドメイン+有料レンタルサーバーを契約したことで、このブログの常時SSL化という悲願を達成したのだ!
ブラウザ(PCでもスマホでも)のURL表示欄の左端に、緑色の「錠前」のアイコンが表示されていると思うが、これがSSLの証だ。
そしてその錠前のアイコンをタップ(クリック)すると、認証の情報が見られる(Let's Encrypt と書かれているはず)。
これで俺も肩身の狭い思いをしなくて済む……
しかもAMPにもついに対応できる!
メアドも作れる!
サーバーがあり、ドメインがあるということは、メールアドレスも作れるということだ。
しかも、容量のある限りいくらでもメアドを作れる。
自分のドメインでメアドを持てるなんて、かっこよすぎる。 ※個人の感想です
なお、このブログへのお問い合わせ用メールアドレスについては未定です。
サーバーもちゃんと借りた
無料のレンタルサーバーやブログサービスで独自ドメインが使えるところもあるけど、俺は有料のレンタルサーバーを契約した。
というのも、上記のような独自ドメインの利点の多くはサーバー次第な部分もあるので、ドメイン取得とサーバー契約はセットという面もある。
もちろん、サーバーの業者とドメインの業者を同じにしなければいけないという意味ではない。
ちなみにこのブログのサーバーは「エックスサーバー」というサービスで、以前のブログを置いていた無料レンタルサーバー「エックスドメイン」の系列サービスだ。
無料サーバーにあった、自動挿入される広告もなくなった。
これにより、AMPにも対応できるようになったし(対応するとは言ってない)。
ドメインが変わると起こる良くないこと
サイトを訪問する人のほとんどは検索から訪れるのだが、検索エンジンによるサイトの評価はURLに紐付いている。
ドメインが変わり、URLが変わると、これまで積み重ねてきたURLの評価がリセットされ、ゼロになってしまう。
だからURLは気軽に変えることができない。
このブログもそこそこGoogleさんから評価されてきたので、URLを変えるのには抵抗もあったのだが……
いつかは独自ドメインで運用したかったし、いつかは変えなければならなかった。
この変更は一生に一度、今回限りとしなければならない。
だから、取得するドメインも慎重に慎重に考え抜いて決めたのだ。
ちなみに、URLを変えた場合、以前のURLに対するアクセスを新たなURLにリダイレクトさせることで、検索エンジンにURLの変更を知らせ、評価をある程度引き継ぐことができる。
その際、HTTPステータスコードを「301」(恒久的なリダイレクト)に設定することが必要となる。
以前のサイトのルートディレクトリの .htaccess に以下の内容を書いておく。
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^labe\.wp\.xdomain\.jp$ [NC]
RewriteRule .* https://labelog.net%{REQUEST_URI} [NE,R=301,L]
実際にこのブログの以前のURLにアクセスすると、今のURLにリダイレクトされるのがわかると思う。
さぁ、このブログでは検索エンジンの評価にどのくらいの影響が現れるのかな?
他にやったこと
このブログではドメインの変更以外にも、この際だからいくつか新しいことをやってみた。
例えば、このページの右上にあるアクセスカウンター。
これまでは「忍者カウンター」というサービスを使っていたのだが、今はWordPress上で俺が独自に実装したアクセスカウンターを使っている。
アクセス数の記録には「カスタムフィールド」を使い、画像の生成にはWordPressではないがPHPの機能である「GD」を使っている。
アクセスカウンターなんて過去の遺物を今さら……なんて言わないで。
同人サイト全盛期の俺の文化なんだ。
また、このたびEUで施行された「GDPR」(General Data Protection Regulation / 一般データ保護規則)という規則に対応するため、サイトのいろんな見直しをしていた。
とはいえ、ちゃんと対応できているような気はしない……
そもそも、このブログって対応しなきゃいけないの?
EUまたはEEAの方、見てますかー???
いや、ネットに国境はない以上、このブログにもEEAの人がアクセスする可能性は常にあり、そうであれば個人の趣味のサイトであろうが関係なくGDPRの影響を受けると理解しているのだが……
このブログでも「プライバシーポリシー」ってのを作ってみたから、暇な人は読んでみてね。
とはいえ、GDPRが来るってわかってから、今まで使ってなかったアクセス解析サービス「Google Analytics」を使い始めるなんて、気違いじみたことをするサイトがあるらしい。
\ わ た し で す /
あと、広告サービス「Google AdSense」にも興味がある。
サイトに広告があるのは俺自身あまり好きではないのだが、俺にブログで稼ぐことが可能かどうかを試してみたい思いもある。
まあ、今の更新頻度じゃ無理だろうけどな!
これらのサービスは、訪問者をトラッキングするという、モロにGDPRにひっかかる案件なので、いま世界中がその対応に苦慮しているところだが、残念ながら「これらを導入するのと同じくらい手軽に」実装できる対策は広まっていない。
今まで導入するだけなら無料だから、と言って考えなしにこれらを導入した人は、いったいどうすればいいの?
ちゃんと対策しないとやばいよ! EEAの人に訴えられたら最悪1000万〜2000万ユーロの罰金食らうかもよ!(不安を煽っていく)
俺もここしばらく頭をうんと捻っていろいろやってきたが、元々JavaScriptやCookieにそんなに詳しくないのもあって、ちゃんとできているかどうかわからない、というかできてる気がしない。
このブログに初めてアクセスしたとき、画面の下部に青いメッセージが現れると思うが、これに同意しない場合、このブログではGoogle Analyticsのトラッキングを有効にしないようにしている(いわゆる「オプトイン」の対応)。
それ以外については申し訳ない、制御のやり方がわからない、というよりどうすればいいのかがよくわからないから、GDPRに違反している部分もあるかもしれない。
詳しい人、誰か助けに来て……
まとめ
そんなわけで、この記事の投稿と、そのTwitterでの告知を以て、「れいぶろぐ」は labelog.net として新たな一歩を踏み出した。
これから新しいURLをどうぞよろしくね!
こめんと